センター長武藤 学京都大学大学院医学研究科
腫瘍薬物治療学講座 教授
京都大学
クリニカルバイオリソースセンター
センター長

世界には、がんなどの難治性疾患や治療法のない希少疾患により苦しむ人が
依然として多くいます。
同時に、大切な家族や友人、恋人とともに過ごす時間を失う方
そして、大切な人を失い、悲しくつらい思いをする方が後を絶ちません。

一方で、世界の医薬品市場では、莫大な費用と時間と労力が開発に注がれていますが
薬の種(シーズ)が最終的に新薬として市場に出る確率は
わずか 2 万 5 千分の 1 程度と言われています。

そのような中にあって、京都大学はiPS細胞等を用いた再生医療技術や
がん免疫研究を始めとした基礎医学の研究領域で、
世界でも有数の成果と実績を有しています。

また、京都大学医学部附属病院では、最先端の臨床研究を実施することにより
様々な新しい医療を世の中に生み出してきました。

本センターでは、京都大学の叡智を結集し、鋭い科学の目と高度な医療技術により
有望なシーズを、迅速かつ効率的に臨床現場に届けるための開発を推進します。

そして、ここで生まれる新しい医療は、いま世界中で病に苦しんでいる患者さんを
救うに留まらず、今の子どもたちが大人になった次の世代に
今よりも健康で幸せに暮らせる社会を作ってくれると信じています。

患者さん、製薬企業、大学がCONNECTすることで生まれる
先端的かつ独創的な臨床研究が、未来の医療を変えます。

“京都から世界へ、そして次の世代へ”

今、私たちのチャレンジがはじまります。

センター長

武藤 学